第17回岩石-水相互作用国際会議/第14回応用同位体地球化学国際会議
(Water-Rock Interaction WRI-17/ Applied Isotope Geochemistry AIG-14)
2023年8月18日(木)~22日(火)の5日間、仙台国際センターにて、WRI-17/AIG-14が開催されました。WRI は、岩石と水の相互作用に関わる研究の発表・討論の場として、日本では2回目・40年ぶりに開催され、世界24カ国から約400名の参加者が集まりました。
会期中は、5つの分野によるセッションが開催され、各国の研究者による活発な議論が展開されました。また、日本文化を知っていただくための同伴者プログラムとして、折り紙、書道、お抹茶体験などが企画されました。なかでも、数種類の木材から好みのものを選んで作る「マイ箸づくり」は大変好評で、制作中の皆さんの集中力の高さに感激する光景でした。
20日には、松島方面、蔵王方面、中尊寺と猊鼻渓方面(岩手)3コースの日帰りエクスカーション、終了後の23日からは、東北大学次世代放射光施設「ナノテラス」見学会、福島第一原子力発電所見学ツアー、箱根・富士山ツアーの3つのポストコングレスが開催され、観光のみならず、最先端の研究や、歴史・ジオパークをテーマにした充実の内容となりました。
本会議は2019年に誘致が決まり、当初2021年開催の予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2年延期されました。開催前から参加者の期待が高く、現地では再会を喜ぶシーンが大変印象的でした。そして、東北大学の先生方、多数の留学生を含む学生の皆様、仙台観光国際協会とそのボランティアスタッフの皆様の多大なご協力により無事に終了することができました。今回ご尽力された若手の先生方が、将来3回目の日本開催を実現してくださることを期待いたします。
(仙台 MO)