第72回世界保健機構(WHO)西太平洋地域委員会(RCM)

2021年10月25日~29日の5日間、アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター:2021年3月竣工)にて第72回世界保健機関(WHO)西太平洋地域委員会(RCM)が開催されました。

日本での開催は19年ぶりとなり、WHO西太平洋地域委員会事務局長をお迎えして初のBubble&Hybrid ConventionTM 形式での実施となりました。コロナ禍で来日が難しい状況下ではありましたが、西太平洋地域の37の国や地域から参加者が集まり、新型コロナウイルス感染症対策をはじめとする地域の重要な保健課題(学校保健、プライマリ・ヘルスケア、伝統医療、結核)について協議されました。
事前準備では、厚生労働省とWPRO(WHO西太平洋地域事務局)とオンライン会議を重ね、準備にあたりました。
現地参加にあたっては、海外参加者のみならず国内参加者に対しても一般市民と隔離するBubble形式をとり、事前から事後にかけて感染者やクラスターが発生しないよう、厳しい条件・管理下で運営を行いました。エクスカーションは、西太平洋地域は島国が多く属していることもあり、船で家島諸島の医療体制を視察するなど、バーチャルだけではなく現地参加ならではのプログラムも実施しました。
ここ数年の国際会議は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で海外からの来日が難しくオンライン参加が主流ですが、今回のような徹底したBubble&Hybrid ConventionTM 形式での会議を担当させていただくことで、具体的なノウハウを培うことができました。大変貴重な経験をさせていただけたことに、担当者一同、心から御礼申し上げます。

(東京 MS)