Posts Tagged ‘オンライン会議’

JSA/WAO Joint Congress 2020
(世界アレルギー機構合同会議)

2020年11月11日

オンライン開催特設サイト

2020年9月17日(木)から10月20日(火)までの約1ヵ月間、第69回日本アレルギー学術大会を世界アレルギー機構(World Allergy Organization:WAO)との合同でオンライン及び一部Hybridで開催いたしました。

各セッションは事前に講演内容の収録を行い、約1か月間オンデマンド配信を行いました。また、坂口志文・大阪大学免疫学フロンティアセンター教授による基調講演と、アレルギー物質の共同研究者だった石坂公成・照子ご夫妻の追悼行事を含むオープニングセレモニーは、国立京都国際会館からライブ配信を行いました。

WAOの前身であるICA (International Congress of Allergology)が1951年に創立され、1952年に日本アレルギー学会が創立されてから、今大会に至るまでの歴史をたどる動画を国際本部の協力も得ながら今回のために特別に制作しました。オンライン開催特設サイトのトップに動画を配置し、参加者の目を引くように工夫しました。

また、会期が例年より長くなったことに伴い、参加者により多くの発表を視聴いただくために、視聴数の多い一般演題の中からベストスピーカー賞を選出したり、本会のテーマ「For the Next Generation!」に即して、今後の研究が楽しみな発表者を一般演題の中から選出したりし、大会ホームページ上にて公開いたしました。

最終的に、約60ヵ国より7,000名を越える方々にご参加いただきました。多くの方がコメント機能を利用しての交流を行われ、通常の学会開催のように発表時間が重なっていて聴講できないといったことがなく、繰り返し聞けるのでよかった等のご意見も頂戴いたしました。今後もしばらくはオンライン開催やオンラインと現地開催とを併用したハイブリッドでの開催が続くことが予想されます。参加者のご意見も反映させつつ、より良い会議運営を実現できればと思います。

(京都 K. Y.)

第18回ASEAN日本社会保障ハイレベル会合
18th ASEAN and Japan High Level Officials Meeting on Caring Societies

2020年11月11日

2020年10月30日(金)、第18回ASEAN日本社会保障ハイレベル会合がオンラインにて開催されました。

本会合は社会保障の分野におけるASEAN諸国の人材育成を強化するため、2003年に開始されました。以来、ASEAN+3(日中韓)保健、社会福祉及び労働担当大臣会合を支える事業として関係国間で位置づけられ、毎年ASEAN各国やオブザーバー国の中国及び韓国とWHO、ILO、JICA等の関係協力機関から有識者を日本に招聘し開催されてきました。

今年はコロナの影響を受け、オンライン開催となりました。「子どもの未来を支える包摂的社会の構築~自閉症スペクトラム障害をはじめとする発達障害のある子どもとその保護者への支援に焦点を当てて~」をテーマとし、ASEANや上記関係協力機関や団体・大学等から有識者にオンラインにて講演いただきました。オンラインの国際会議の多くは参加国と日本の時差を考慮し、日本時間の夕方から夜にかけて開催される例が多い中、本会合は日本と時差の少ないASEAN各国との会合であったこともあり、日中の時間帯に開催されました。

例年に比べ今年は、オンラインのため渡航が不要であったこともあり、これまでよりも多くのご登録がありました。各セッションの質疑応答では日本の発達障害者支援の取組みについて各国から積極的な質問が寄せられ、ASEAN各国での関心の高さがうかがえました。また、Zoomの通訳機能を利用した日英同時通訳が行われたほか、ウェビナー機能を利用し、国内からも一般傍聴者が参加しました。

本会合では、その年のテーマに関し積極的に取組んでいる関係施設を訪れる視察も重要なプログラムの1つとして位置づけられています。今年はオンライン開催となったことから、初の試みとして、視察の代わりに、今回のテーマに関連し、発達障害者支援において先進的な取組みを行なっている3施設を紹介する映像を会議の最後に放映しました。短い時間でしたが実際にその施設を視察している感覚を持ってご覧いただけたのではないかと思います。

本会議も無事に終えられたことをご協力頂いた皆様に感謝するとともに、今後もより満足度の高い会議運営を提供できるよう努力して参ります。

(東京Y. K.)

「水素閣僚会議2020」 Webイベント
Online Event of Hydrogen Energy Ministerial Meeting 2020

2020年11月11日

2020年10月14日(水)、「水素閣僚会議2020」Webイベントがオンラインにて開催されました。
水素閣僚会議は、エネルギーとしての水素の利活用をグローバルな規模で推進し、水素社会実現に向け関係各国が一層の連携を図る場として、2018年に世界で初めて日本で開催されました。
第3回目となる今年は新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けてオンライン開催となりましたが、梶山弘志経済産業大臣をはじめとする世界22ヶ国の閣僚・代表がライブで登壇したり、ビデオメッセージを寄せたりしたほか、各国の水素分野におけるリーディングカンパニーのトップら約20名がライブ講演を行い、水素社会の実現に向けた最新の研究成果や取組みを紹介しました。
本会議は経済産業省が世界規模での脱炭素化・CO2削減を目指して開催する関連6会議「東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク」の締めくくりを飾る会議。会議は同時通訳を実施の上、日英2チャンネルでYouTubeにライブ配信され、日英合わせた最大同時視聴者数が1400名を超える大変注目度の高い会議となりました。

中にはオンライン会議に慣れていない講演者もいらっしゃいましたが、事前の段階からオンラインでの参加・発表についての詳細なガイダンスを作成してご提供すると共に、メールやお電話でのコミュニケーションや約1週間前及び当日の開会前に実施した接続テスト等を通じて丁寧にご案内することで、本番はスムーズにご講演頂け、会議も予定通りに進行しました。事前の各国・各社とのコミュニケーションを通じ、皆様が講演の準備に非常に力を入れているご様子が伝わってきていたため、トラブルなく講演頂きとても安堵しました。
各国や企業からいただいたビデオメッセージもそれぞれの取組みを力強く発信する内容でした。また国内外の視聴申込者やメディアからの問合せも予想以上に多く、エネルギー供給構造の多様化や脱炭素化における水素エネルギーの重要性を改めて認識致しました。

今後も会議運営を通じて、より良い世界の為に少しでも貢献していきたいと思います。

(東京K. T.)